はじめに
場面緘黙への対応に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
場面緘黙だった当時、私も相手を困らせているなと感じることが多々ありました。
当時は言えなかった、「こうしてほしかった」「こうしてもらえて嬉しかった」と感じた対応を紹介します。
いま場面緘黙の人との関わり方に悩んでいる方の、参考になったら嬉しいです。
場面緘黙とは
場面緘黙とは、家族など特定の人以外の前では声を出せなくなってしまうこと。
緘動(思ったように自分の身体を動かせなくなってしまう状態)を同時に伴うことがあります。
場面緘黙の人はわざと話さないのではなく、話したくても話すことができません。
嬉しかった対応3選
「うん」か「いいえ」で返せる質問
声で返事をしなくていいと気持ち的な負担が大幅に減ります。
イエスかノーで答えられる質問なら、首を振ることで意思表示ができ助かりました。
「あなたは喋れないからこれでいいよね」という対応をされることも多かったので、私の意見を聞いてくれるだけでも嬉しかったです。
声を出したときに反応しない
いつも話さない人が話すと嬉しくてつい反応してしまう気持ちは、今ならわかります。
ただ、私が声を出すか面白半分でからかってくる人を相手にすることもあったため、反応しない人の方が安心して対応できました。
無理に話させようとしない
私が話すまで目の前で長時間待たれた経験がありますが、トラウマになるくらい辛かったです。
「場面緘黙をなくすためには無理にでも話させることが必要だ」という情報を見かけることがありますが、それは専門家の下で慎重に行うこと。
しんどい思いをさせられただけだったので、専門家ではない人は真似されない方がいいと思います。
まとめ
場面緘黙のときに嬉しかった3つの対応を紹介しました。
場面緘黙の後遺症のようなものは今でもありますが、場面緘黙だった当時の感覚は忘れ始めてきたような気がします。
忘れないうちに書いておくことにしました。
私の個人的な意見ではありますが、よければ参考にしてみてください。
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